松本歴史の里 松本まるごと博物館

2016.12.12
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歴史の里は秋真っ盛りの11月12日に訪れました。
信州の近代をテーマに貴重な建物を集めた「たてもの野外博物館」です。
江戸時代後期から昭和時代までの歴史的建造物が立ち並んでいます
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「県宝旧長野地方裁判所松本支部庁舎」
明治41年(1908)に建てられた裁判所。明治期を代表する現存の近代和風建築として価値が高く、また、内部外部ともに完全な形で残る国内唯一の和風裁判所として、県宝に指定されています。
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天井の細工が見事です。
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二の丸御殿跡に出来た裁判所は、火災で焼失し、その後建設された裁判所がこの建物でした。
昭和50年、庁舎新築に伴って建物の 取り壊しが決まりましたが、それを惜しむ市民運動により、昭和57年に当地へ移築復元され、日本司法博物館が開館しました。
移築復元費用の40%は市民の みなさんからの寄附でまかなわれています。
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工女宿宝来屋(松本市重要文化財)
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「旧昭和興業製糸場」
大正時代から平成7年まで操業していた、繭から生糸をひく座繰(ざぐり)製糸工場です。建物には、糸をひく手元がよく見えるよう窓が大きく開けられているなどの、製糸工場ならではの工夫が見られます。※【座繰り】・数個の繭から糸を集めて一本の生糸にして糸枠に巻き取る手回しの器具のこと。
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「木下尚江生家」                       ↑
カタクラモールにあった今井五助縁の「五助の松」がここ歴史の里に移されていました。
「旧松本少年刑務所独居舎房」「川島芳子記念室(展示・休憩棟内)」もあります。
開館時間
午前9時から午後5時 (入館は4時30分まで)
休館日
毎週月曜日(休日の場合は、当日開館し翌日が休館)
年末年始(12月29日から1月3日)
観覧料
区分 観覧料
個人 大人(高校生以上) 400円
小人(中学生以下) 無料
団体(20名以上) 大人(高校生以上) 300円
小人(中学生以下) 無料
【お問合せ先】
〒390-0852 長野県松本市島立2196-1
電話:0263-47-4515
松本まるごと博物館
お問合わせ:松本市立博物館 TEL:0263-32-0133
◆詳細は、「松本歴史の里HP」をご覧ください。
◆当サイトこちらの記事もご覧ください。
松本まるごと博物館は松本市域を「屋根のない博物館」としてとらえ、施設内という限定された空間から環境そのものを博物館とする開かれた博物館活動を目指します。
まる博物館については、こちらの公式HPをご覧ください。
平成29年11月28日に、旧松本区裁判所庁舎(旧長野地方裁判所松本支部庁舎)が国の重要文化財(建造物)に指定されました。
2016年11月12日に訪問しました。